トラックバイアス&血統研究

トラックバイアス(馬場のクセ)と血統を研究

2019,8,24 土曜日 トラックバイアス予想 (新潟競馬場、小倉競馬場、札幌競馬場)

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秋雨前線の影響で今週は3場とも雨量が多く、金曜昼時点で芝ダートとも良馬場の競馬場は無い。土日も天気が悪い予報の競馬場もあるので、天気や馬場状態の変化に注意したい。

新潟競馬場は毎日雨が降り、しかも金曜日は昼までに50.5mmの雨が降った。金曜昼時点の馬場状態は芝は重、ダートは不良。芝コースは今開催初の重馬場となったため、バイアスの変化が予想される。

小倉競馬場も毎日雨が降り、月~金曜昼までに計66mmとなっている。金曜昼時点の馬場状態は、芝はやや重、ダートは重。土曜日も秋雨前線の位置が微妙なため、雨による馬場状態の悪化が心配される。

札幌競馬場は火曜日と金曜日に雨が降り、しかも金曜12時以降にも雨が観測されている。金曜夜時点の馬場状態は、芝はやや重、ダートは不良。土曜日も一部では雨と予報されているため、馬場状態の変化に注意したい。

では、2019年8月24日、土曜日のトラックバイアスを予想する。

 

 

【目次】

 

 

 

 

 

新潟競馬場

金曜昼の馬場状態:重 含水率:ゴール前14.9% 4コーナー15.5%(測定時刻10:30)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:不良 含水率:ゴール前16.2% 4コーナー16.0%(測定時刻10:30)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 月~金曜昼までに67mm
  • 土曜日の天気 晴れて気温は平年並みか高め、風が強め、※大気が不安定なのでゲリラ豪雨に注意
  • 芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、水曜日に肥料の散布
  • ダートコースの週間作業 月~木曜日に肥料の散布

 

【解説】

・芝

週間毎日雨が降り、金曜昼までに67mm。予報では、金曜夜に数ミリ、土曜日中にゲリラ豪雨も懸念される。天気予報には注意したい。

馬場状態は金曜昼時点で重。新潟芝は水はけがJRA全10場の中でも一番良いので、今後もし雨が降らなければ土曜日には良馬場に回復するかもしれない。

雨が降った場合は、雨量次第で馬場状態が変わる。ただ、上記の通り新潟芝は水はけが良いので、晴れてしまえば回復も早いだろう。

枠はフラットと想定。まだ馬場に傷みが少ないので、バイアスは出ないと想定している。ただ、5週目に入るのでどこかのタイミングで外枠有利や、もしくは馬場が内から乾いて内枠有利も想定しておきたい。

直線の伸びは雨量によって変わりそうだ。今後雨が降らない場合は、今開催は内から乾いて内伸びの傾向なので内伸び。雨が降った場合は、馬場が柔らかく差しが決まりやすくなるのでノビノビと走れる外伸びと想定している。

前後は、基本的には差し有利と想定している。馬場が柔らかく蹄が引っかかりやすいので、このくらいの馬場であれば差しが決まりやすくなる。ただ、まだ馬場に傷みが少ないので内回りは前残りもあるかもしれない。

 

・ダート

天気は上記の通り。

金曜昼時点で不良。今後雨が降らなければ重、降った場合は不良のままになりそう。

時計は速くなるだろう。今開催は砂が薄く感じるので、-2.0秒以上の高速馬場も想定しておきたい。

枠は外枠有利と想定。新潟ダートの傾向として、重以上になると外枠有利、前有利になりやすい。

直線の伸びはフラット~やや外と想定。外枠有利になるとそのまま外伸びになることもある。

前後は前~展開次第と想定。理由は枠と同じ。

 

 

 

 

小倉競馬場

金曜昼の馬場状態:やや重 含水率:ゴール前9.8% 4コーナー9.5%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:重 含水率:ゴール前14.1% 4コーナー13.2%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 火曜日の54mmを中心に月~金曜昼に66mm
  • 土曜日の天気 雨か曇り、気温は平年並み、風が強め
  • 芝コースの週間作業 A→Bコース替わり、月曜日に芝刈り
  • ダートコースの週間作業 月・水~金曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

火曜日の54mmを中心に、週間は毎日雨が降り金曜昼までに計66mm。土曜日の降水確率はあまり高くないが、秋雨前線の位置次第では雨が降るかもしれない。

今週からA→Bコース替わり。JRAの発表では傷んだ箇所がカバーされたとのことだが、走らせてみないと分からない。

先週も雨の影響で馬場が柔らかくなり、芝の塊が飛び蹄跡が残るほどの緩い馬場となっていた。今週もそれに近い状態が予想されるため、コース替わりでも時計は速くならないだろう。

枠、直線の伸びは当日次第。傷んだ部分がカバーされれば内枠有利で内伸びの可能性がある。カバーされていなければ外枠有利で外伸びの可能性がある。

前後も当日次第。傷んだ部分がカバーされれば前有利、カバーされていなければ差し有利の可能性がある。

 

・ダート

天気は上記の通り。

馬場状態は金曜昼時点で重。先週と似たような状態となっている。先週土曜日の時計は-0.4秒位だったので、今週土曜日も今後雨が降らなければ時計は速くならないだろう。もし大雨が降るようだと速くなるかもしれない。

枠、直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

前後は展開次第と想定。こちらも今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。

 

 

 

 

札幌競馬場

金曜昼の馬場状態:やや重 含水率:ゴール前10.1% 4コーナー11.1%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

ダート

金曜昼の馬場状態:重 ※金曜夜に不良 含水率:ゴール前7.5% 4コーナー7.7%(測定時刻9:00)

  • 馬場    軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
  • 上がり   速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
  • 枠     超内、内、フラット、外、超外
  • 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
  • 前後    超前、前、展開次第、差し、超差し

 

【備考】
  • 開催前作業 芝コースにエアレーション作業、ダートコースは砂の洗浄
  • 週間雨量 火曜日に18mm、金曜昼までに15mm、金曜午後にも数十ミリ
  • 土曜日の天気 曇りか雨、気温は平年並みか低め、風が強い時間帯も
  • 芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、月・水曜日に散水、水曜日に肥料の散布
  • ダートコースの週間作業 月~木曜日に砂厚の調整

 

【解説】

・芝

金曜昼までに15mm、その後も十数ミリ降っているらしい。しかも土曜日は曇りか雨の予報となっている。

金曜夜時点でやや重。含水率が分からないので難しいが、この位の雨量で土曜日の天気は曇りか雨のため、馬場状態は回復しないのでは?

時計は、先週日曜日が±0秒位。馬場の傷みは少ないが水分量が多いと予想されるので、今週土曜日も同じくらいと想定している。

枠は内~フラットと想定。まだ馬場に傷みが少ないので、あまり外を回ると厳しいはず。

直線の伸びはやや内~フラットと想定。先週も内から馬場が乾いて内伸びになっていたので、傷みが少ないうちは内から伸びると想定している。

前後は前~展開次第と想定。外が伸びないと想定しているため、先行が優位と想定している。

 

・ダート

天気は上記の通り。

馬場状態は金曜夜時点で不良。含水率が分からないので難しいが、この位の雨量であれば土曜日には重に回復するかもしれない。

時計は-2.0秒前後と想定している。以前の開催では不良の時は-2.0秒位、重の時は-1.5秒位となっていた。

枠、直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出ない傾向となっている。

前後は前~展開次第。以前の重、不良馬場の時は、1000mが前有利、1700mは展開次第か、勝ち馬が4角前々となっていた。