先週は秋のGⅠシリーズへ向けての重要な重賞が3つあり、紫苑ステークス(GⅢ)はパッシングスルーが、京王杯オータムハンデ(GⅢ)はトロワゼトワルが、そしてセントウルステークス(GⅡ)はタワーオブロンドンがそれぞれ優勝した。
中山競馬場は週間雨が降らず、馬場状態は芝ダートともに良。芝コースは京王杯オータムハンデでJRAレコードが出るほどの高速馬場となっていた。
阪神競馬場は水曜日に4mmの雨が降ったがレースには影響がなく、馬場状態は芝ダートともに良。こちらの芝コースもセントウルステークスでレコードが出るほどの高速馬場となっていた。
では、2019年9月7～8日のトラックバイアスの結果を紹介する。
【目次】
中山競馬場
芝
9/7 予想
2019,9,7 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/7 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/8 予想
2019,9,8 日曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/8 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
9/7 予想
2019,9,7 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/7 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/8 予想
2019,9,8 日曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/8 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
- 開催前作業 芝コースにエアレーションとシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
- 週間雨量 なし
- 当日の天気 土曜日は晴れて気温が高い、日曜日は晴れか曇り、一時通り雨、気温が高い
- 芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、月曜日・水～金曜日に散水
- ダートコースの週間作業 火～金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
週間雨が降らず、馬場状態は土日とも良。日曜日にさっと通り雨が降ったが馬場への影響はなかった。
馬場は絶好の状態。野芝のみの施行だがそれにしても時計が速く、土日ともに－2.0～－2.5秒位と近年稀に見る高速馬場となっていた。京王杯オータムハンデでJRAレコードが出るのも納得。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。馬場が絶好の状態だったため、内外のバイアスは出なかった。
前後は、土曜日は前有利、日曜日は前～展開次第。高速馬場で速い上がりを繰り出しても差し届かなかったため、前有利になったと思われる。日曜日は少し差しが目立ったが、先行馬が止まらないのを見越してペースが速くなったためと思われる。
・ダート
天気は上記の通り。
2日間とも含水率が1～2％台とカラカラに乾燥していたが、時計は2日間とも－1.0秒位と少し速かった。ただ、これは例年通りである。
枠と直線の伸びはフラット。特にバイアスは出ていなかった。
前後は2日間とも前～展開次第。勝ち馬はすべて4角4番手以内、馬券圏内も逃げ先行馬が中心だったためそう判断した。
【今週末へ向けて】
・芝
月曜日に台風15号が付近を通過し、船橋市のアメダスでは117.5mmの雨が降った。
今週水曜日以降の天気が微妙だ。気温は高いらしいが、降水確率が高めとなっている。降水量は少ないっぽいので週末のレースには影響がないと思われるが、一応注意しておきたい。
先週は稀に見る高速馬場となったが、それには3つの理由が考えられる。
1つ目は、野芝のみの開催ということだ。野芝は洋芝と違いマット層が下に伸びないため、クッション性が少なく馬場が「硬く」なる。野芝のみの新潟競馬場、夏の小倉競馬場、そして今の中山競馬場と阪神競馬場の時計が速くなるのは、こういったことが考えられる。
2つ目は前開催からの期間が長く、しかも気温が高かったことだ。前開催から4ヵ月半の間が空き、芝の養生を万全にできた。しかも、梅雨明けから気温が高い日が続いたため、例年以上に芝の状態が良いのだろう。
3つ目は先週は雨が降らなかったことだ。1週間ほど雨が降らなかったため、路盤が締まって馬場が硬くなっていたと考えられる。
以上のような理由で高速馬場になったと考えられるので、今週末は先週ほどの高速馬場にはならないだろう。水曜日以降の雨量にもよるが、－1.5～－2.0秒前後と思われる。
先週は時計が速かったため、高速馬場に対応できて、しかも先行できる馬が好走していた。今週末も同じ傾向になるだろう。
・ダート
天気は上記の通り。
台風15号の風が相当強かったらしいので、クッション砂が飛び路盤が崩れている可能性がある。時計の出方やバイアスに変化が出るかもしれないので、今週末の開催は慎重に確認したい。
先週の時計は－1.0秒位で少し速くなっていた。今週は台風と週間の降雨が予想されるので、少し水分を含んでいるかもしれない。良馬場でも含水率が5％以上だと時計が掛かり気味になると思われる。
阪神競馬場
芝
9/7 予想
2019,9,7 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/7 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/8 予想
2019,9,8 日曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/8 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い、極悪
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い、極悪
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
ダート
9/7 予想
2019,9,7 土曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/7 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/8 予想
2019,9,8 日曜日 トラックバイアス予想 (中山競馬場、阪神競馬場) - トラックバイアス＆血統研究
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
9/8 結果
- 馬場 軽い、やや軽い、標準、やや重い、重い
- 上がり 速い、やや速い、標準、やや遅い、遅い
- 枠 超内、内、フラット、外、超外
- 直線の伸び 内、やや内、フラット、やや外、外
- 前後 超前、前、展開次第、差し、超差し
【備考】
- 開催前作業 芝コースにシャタリング作業、ダートコースは砂の洗浄
- 週間雨量 水曜日に4mm
- 当日の天気 2日間とも晴れて気温が高く風が強い時間帯も
- 芝コースの週間作業 月曜日に芝刈り、火曜日・木～土曜日に散水、火曜日に殺菌剤と殺虫剤の散布
- ダートコースの週間作業 月～金曜日に砂厚の調整
【解説】
・芝
水曜日に4mmの雨が降ったがレースには影響がなく、2日間とも馬場状態は良。
馬場は絶好の状態。中山と同じく野芝のみの施行だが、それにしても時計が速く、－2.0～－2.5秒位の高速馬場となっていた。
枠と直線の伸びは2日間ともフラット。馬場が絶好の状態だが高速上がりが出せる状態のため、内外のバイアスが出ていなかった。
前後は、土曜日の内回りが前～展開次第、外回りが展開次第、日曜日は展開次第。日曜日の内回りが展開次第だったのは、前残りを警戒してペースが速くなったためと思われる。
・ダート
天気は上記の通り。
2日間とも馬場状態は良。含水率は3～5％台だったがパサパサに乾燥しており、キックバックが多くなっていた。
時計は2日間とも－0.5秒位。例年の同開催と比べると少し掛かり気味だったが、良馬場にしては時計が速めだった。
枠は、土曜日はフラット、日曜日はフラット～外枠有利。キックバックが多く内で揉まれた馬が頭を上げていたため、外外を追走した馬が中心だった。
直線の伸びは2日間ともフラット～やや外。内でも伸びていたが、キックバックの影響で内から差すことができなかったため、外を回った差し馬が目立っていた。
前後は2日間とも展開次第。メンバーやペース次第で逃げ先行も残り差しも決まっていた。
【今週末へ向けて】
・芝
基本的には晴れて気温が高い予報だが、大気が不安定でゲリラ豪雨があるかもしれないとのこと。雨量が少なければ開催には影響がないと思うが、天気には注意したい。
週間雨が降らないか、もしくは雨量が少ない場合は、先週と同じような傾向になり時計も速いままだろう。
先週は時計も上がりも速い馬場状態だったため、速い時計に対応できるかがカギとなっていた。日曜日10Rのムーンライトハンデでは遅い時計決着が得意なマイネルネーベルがスローで逃げて優勝したが、それ以外は速い時計に対応できて、かつ、速い上がりを使える馬が目立っていた。今週末も高速馬場が得意なディープ、キンカメ、ロードカナロア産駒が中心になるだろう。
・ダート
天気は上記の通り。
今週末は週間の雨量がカギになりそうだ。先週はパサパサに乾燥してキックバックが多くなったため、外枠と外伸びが目立っていた。今週はゲリラ豪雨があるかもしれないので、馬場が水分を含み先週と少し傾向が変わる可能性がある。雨量には注意したい。
雨が降らなければ先週と同じ傾向になるだろう。
